エコキュートはどのメーカーに頼む?価格や施工事例、アフターサービスを徹底比較!

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「エコキュートのメーカーを複数比較しているけど、どれが自分に合っているのかよくわからない…」

エコキュートを選ぶときに、どこのメーカーにするかは、やはり一番の悩みどころです。

エコキュートは導入するのに30万円~60万円前後の費用がかかるため、やはり購入してから「他のメーカーにすれば良かった…」と後悔したくないですよね。

そこで本記事は、エコキュートの人気メーカー6社の特徴や価格などを徹底比較し、失敗しない選び方のコツを初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

エコキュートの購入時に利用できる国や自治体の補助金制度も併せて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

さて本文に入る前に、浴室やトイレといった水回りのリフォームを本気で考えているあなたに必ず押さえておいて欲しい情報を紹介します。

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そのため、実績の多いリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。

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\私が記事の監修をしています!/

株式会社AZWAY代表取締役 井口梓美

【宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー】
大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。
ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」や「ライフスタイル」、「リフォーム」に特化したWEBサービスを手掛けている。

株式会社AZWAY 公式HP⇒

エコキュートの人気メーカー6社を徹底比較!【比較表あり】

エコキュートで人気があるメーカーは、主に以下の6社です。

三菱電機東芝パナソニック日立コロナダイキン
価格・プレミアム:1,260,000円(税別)~・ハイグレード:890,000円(税別)~・ZEH住宅向け:1,080,000円(税別)~・ベーシック:750,000円(税別)~※価格参考「三菱電機公式サイト・プレミアム:1,141,800円(税込)~・ハイグレード:1,020,800円(税込)~・スタンダード:996,600円(税込)~・ベーシック:936,100円(税込)~※価格参考「東芝キヤリア公式サイト・プレミアム: 1,189,100(税込)~・ミドルクラス: 858,000円(税込)~・スタンダードクラス:オープン価格※価格参考「パナソニック公式サイト・【水道直圧給湯】フルオート:1,194,600(税込)~・フルオート:1,031,800(税込)~・給湯専用:947,100円(税込)~※価格参考「日立公式サイト・プレミアム:1,196,800 円(税込)~・ハイグレード:1,007,600 円(税込)~・スタンダード:775,500 円(税込)~※価格参考「コロナ公式サイト・フルオート:1,039,500 円(税込)~・オート:964,700円(税込)~・給湯専用:918,500円(税込)~※価格参考「ダイキン公式サイト
タンク容量・プレミアム:370L/460L/550L・ハイグレード:180L/370L/430L/460L/550L・ZEH住宅向け:300L/370L/460L・ベーシック:180L/300L/370L/430L/460L/550L・プレミアム:370L/460L・ハイグレード:370L/460L/560L・スタンダード:370L/460L・ベーシック:370L/460L・プレミアム:370L/460L・ミドルクラス:195L/300L/370L/460L/560L・スタンダードクラス:370L/460L・【水道直圧給湯】フルオート:370L/460L・フルオート:370L/460L・給湯専用:370L/460L・プレミアム:370L/460L・ハイグレード:370L/460L・スタンダード:300L/370L/460L・フルオート:370L/460L・オート:370L/460L・給湯専用:370L/460L
保証期間・本体2年・熱交換器3年・コンプレッサー3年・タンク5年・本体:5年・冷媒回路:5年・タンク:5年・消耗部品:2年・本体:1年・冷媒回路:3年・タンク:5年■ナイアガラタフネス・システムすべて:5年■ナイアガラタフネス以外・本体:1年・冷媒回路:3年・タンク:5年・本体:2年・コンプレッサー:3年・熱交換器は3年・タンク:5年・本体:1年・冷媒回路:3年・熱交換器は3年・タンク:5年
延長保証・5年・8年・10年・8年・10年・5年・8年・10年・7年・10年・5年・8年・10年・10年
除菌〇(キラリユキープPLUS)〇(銀イオンの湯)×〇(きらりUVクリーン)×〇(おゆびかUV)
入浴剤
自動洗浄〇(バブルお掃除・おそうじ湯はリンク)×〇(自動配管洗浄)〇(ステンレスクリーン自動洗浄システム)△(ふろ配管洗浄)〇(自動ふろ配管洗浄)
省エネ機能・かしこいわき上げモード・アシスト湯はり・ヒートポンプ保温・節電モード・ホットりたーん・節水湯はリ・昼の運転予約・ESTIA i・エコチャレンジ・省エネアシスト保温・早起き設定・キープ抑制システム・AIエコナビ・リズムeシャワープラス・ぬくもりチャージ・インテリジェント制御・節約サポート機能・節水モード・ソーラーモードプラス・省エネ保温・昼間シフト機能・エコふろ保温
スマホアプリ〇(MyMU)〇(うちコネ)〇(スマホでおふろ)〇(日立エコキュートアプリ)〇(コロナ快適ホームアプリ)〇(ダイキンスマートアプリ)

エコキュートは一見、どれも同じように見えますが、各メーカーによって搭載されている機能がまったく違います。

そのため、エコキュートを選ぶときには、どこのメーカーにどのような機能や特長があるのか、事前によくチェックしておくことが重要です。

まずは、人気メーカー6社のエコキュートの特徴や価格について、詳しく見ていきましょう。

【エコキュートメーカー①】三菱電機

三菱電機のエコキュートには、主に4つのグレードがあります。

・プレミアム(Pシリーズ)

・ハイグレード(Sシリーズ)

・ZEH住宅向け(EXシリーズ)

・ベーシック(Aシリーズ)

三菱電機のエコキュートは、「フルオートW追いだき」「フルオート追いだき」「エコオート」「給油専用」とさまざまな給油スタイルに対応しています。

また、給湯器は「一般地向け」「寒冷地向け」を選択できるほか、狭いスペースにも設置できるように「コンパクト」「ライト」「薄型」が用意されているのも特徴です。

タンク容量も180L~550Lまで幅広く選択できるため、どのような家族構成にも対応しやすくなっています。

特徴

三菱電機のエコキュートには、以下のような便利な機能があります。

・キラリユキープPLUS(お風呂のお湯を除菌)

・バブルお掃除(マイクロバブルでふろ配管の自動洗浄)

・ホットあわー(マイクロバブルで温浴効果がアップ&入浴剤との併用も可能)

・おそうじ湯はリンク(掃除から湯はりまで自動で行う)

・ホットりたーん(残り湯の熱を回収して翌日の給湯で再利用)

・ハイパワー給湯(水圧が落ちにくくシャワーの給湯出湯量を安定させる)

・MyMU(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器は種類によって以下の機能に対応しています。

機能PシリーズSシリーズEXシリーズAシリーズ
キラリユキープPLUS××
バブルお掃除×
ホットあわー×××
おそうじ湯はリンク×
ホットりたーん×××
ハイパワー給湯××
MyMU〇(コンパクト エコキュート、エコキュート ライトは除く)

三菱電機の給湯器には、お手入れが楽になる自動洗浄機能や、温浴効果を高めてくれる便利な機能が搭載されているのが大きな魅力です。

ただし、すべての機能を搭載したPシリーズは施工費用も高額になりやすいため、「機能が沢山あっても使いきれない…」という人には、自分の必要としている機能を絞って給湯器を選ぶのがおすすめです。

価格・施工費用

三菱電機エコキュートのメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,260,000円(税別)~
ハイグレード890,000円(税別)~
ZEH住宅向け1,080,000円(税別)~
ベーシック750,000円(税別)~

また、一般的なリフォーム会社に設置依頼をする場合、一番グレードの高いプレミアムの施工費用は工事費込みで35万円~50万円前後、シンプルな機能が搭載されたベーシックは20万円~40万円前後が目安となります。

施工事例

引用:ズオーデンキ公式サイト

三菱のエコキュート(370L・追炊き機能付きフルオート)を41.9万円で取替工事したケース。

アフターサービス・保証期間

三菱電機のエコキュートには、以下のメーカー保証期間がつきます。

・本体2年

・熱交換器3年

・コンプレッサー3年

・タンク5年

有料で保証期間を「5年」「8年」「10年」にすることも可能です。

また、アフターサービスとして、三菱電機システムサービス株式会社で「給湯器の点検・交換・修理」に対応してくれます。

【エコキュートメーカー②】東芝

東芝のエコキュートには、主に4つのグレードがあります。

・プレミアム

・ハイグレード

・スタンダード

・ベーシック

東芝のエコキュートは、タンク容量が「370L」か「460L」の2択が多く、「560L」を選択できるのはハイグレードしかありません。

また、プレミアムとスタンダードは「一般地向け」しか選択できないため、「寒冷地向け」を選択したい場合は選択肢が狭まるので注意が必要です。

特徴

東芝のエコキュートには、主に以下のような機能があります。

・銀イオンの湯(お風呂のお湯を除菌・消臭)

・節水湯はリ(お風呂のお湯を再利用)

・昼の運転予約(太陽光発電の余ったエネルギーを活用)

・ESTIA i(お湯の使用量やタンク残湯量などの見える化)

・エコチャレンジ(目標設定をしてゲーム感覚で省エネに挑戦)

・省エネアシスト保温(無駄な放熱を減らす)

・早起き設定(太陽光発電のエネルギーを生活電力に活用)

・キープ抑制システム(タンク内の熱ロスを防ぐ)

・うちコネ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類によって以下の機能に対応しています。

機能プレミアムハイグレードスタンダードベーシック
銀イオンの湯××
節水湯はリ××
昼の運転予約
ESTIA i
エコチャレンジ
省エネアシスト保温
早起き設定
キープ抑制システム
うちコネ

東芝のエコキュートは、「節水湯はリ」や「エコチャレンジ」など省エネ機能が充実しているのが特徴です。

特に、プレミアムとハイグレードに搭載されている「銀イオンの湯」は、お湯の除菌だけではなく、消臭効果も期待できます。

また、保証期間が「5年」と他社より長いところも東芝ならではの魅力です。

ただし、東芝のエコキュートは、2024年3月31日で販売終了となることが既に決定しています。

公式サイトでは、補修用性能部品は製造終了後も10年間保有し、保守や修理サービスを継続することが公表されているため、今後導入をする場合は慎重な判断が必要です。

価格・施工費用

東芝エコキュートのメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,141,800円(税込)~
ハイグレード1,020,800円(税込)~
スタンダード996,600円(税込)~
ベーシック936,100円(税込)~

また、一般的なリフォーム会社に依頼をする場合、プレミアムの施工費用は工事費込みで50万円前後、ベーシックは30万円~45万円前後が目安となります。

施工事例

引用:オリバーリフォーム公式サイト

東芝のエコキュート(フルオート・370L)を54.5万円で給湯器交換工事したケース。

アフターサービス・保証期間

東芝のエコキュートには、以下のメーカー保証期間がつきます。

・本体:5年

・冷媒回路:5年

・タンク:5年

・消耗部品:2年

有料で保証期間を「8年」か「10年」にすることも可能です。

また、アフターサービスとして、東芝電気給湯器ご相談センターでは365日9時~20時まで「給湯器の相談・修理・メンテナンスの受付」に対応してくれます。

【エコキュートメーカー③】パナソニック

パナソニックのエコキュートには、主に3つのグレードがあります。

・プレミアム(JP・FP)

・ミドルクラス(J・N・W・C・B・V・DF・F)

・スタンダードクラス(S・NS・H・LS・L)

パナソニックのエコキュートも、「一般地向け」と「寒冷地向け」があります。

プレミアムとスタンダードクラスはタンク容量が「370L」か「460L」しか選択できませんが、ミドルクラスのみ195L~560Lまで自由に選択できます。

また、狭い場所にも設置しやすい「薄型」も用意されています。

特徴

パナソニックのエコキュートには、主に以下のような機能があります。

・AIエコナビ(ヒトセンサーで自動でお湯を保温)

・リズムeシャワープラス(シャワーの温度と流量を変動させて節水)

・ぬくもりチャージ(おふろの残り湯の熱を再利用)

・温浴セレクト(好みの湯温を設定)

・ウルトラ高圧(高耐圧貯湯タンクでシャワーの圧力アップ)

・うっかりアシスト(浴そう栓の締め忘れによるお湯のムダを防止)

・ダブル湯温コントロール(2カ所で違う温度のお湯が使える)

・自動配管洗浄(お湯を抜くたびに自動で配管洗浄を行う)

・スマホでおふろ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類によって以下の機能に対応しています。

機能フルオート機種セミオート機種給湯専用
AIエコナビ××
リズムeシャワープラス〇(JP、J、W、FP、F)××
ぬくもりチャージ〇(JP、J、FP、F)××
温浴セレクト〇(JP、J、FP、F)××
ウルトラ高圧〇(JP、J、N、S、NS、FP、F)××
うっかりアシスト〇(JP、J、N、C(L)、S、NS、FP、F、LS、L)××
ダブル湯温コントロール×
自動配管洗浄××
スマホでおふろ2020年10月以降発売のJP、J、N、C、W、S、NS、H、FP、F、LS、Lに対応

パナソニックのエコキュートは、「AIエコナビ」や「温浴セレクト」などお風呂の快適さを高める機能のほか、「リズムeシャワープラス」や「ぬくもりチャージ」のように省エネ効果が期待できる機能も揃っています。

また、フルオート機種では、お湯を抜くたびに「自動配管洗浄」をしてくれるので、お掃除を楽にしてくれるのも良い点です。

価格・施工費用

パナソニックエコキュートのメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,189,100(税込)~
ミドルクラス858,000円(税込)~
スタンダードクラスオープン価格

一般的なリフォーム会社に設置依頼をする場合、プレミアムの施工費用は工事費込みで55万円前後、ミドルやスタンダードクラスは20万円~40万円前後が目安となります。

施工事例

引用:パナソニック公式サイト

石油給湯機から、通路を確保できるコンパクト設計のエコキュートに替えたケース。

アフターサービス・保証期間

パナソニックのエコキュートには、以下のメーカー保証期間がつきます。

・本体:1年

・冷媒回路:3年

・タンク:5年

有料で保証期間を「5年」「8年」「10年」にすることも可能です。

また、アフターサービスとして、パナソニック テクノサービス株式会社で「給湯器の出張修理サービス」に対応してくれます。

有料保証の場合は「あんしん修理サポート」がつき、「修理回数が無制限」「修理代金が一切不要」「24時間365日の電話サポート」が利用できるので安心です。

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【エコキュートメーカー④】日立

日立のエコキュートには、主に3つの種類があります。

・【水道直圧給湯】フルオート

・フルオート

・給湯専用

日立のエコキュートは、全種類タンク容量が「370L」と「460L」の2種類で、耐震性の高い「ウレタンク」を使用しているのが特徴です。

また、【水道直圧給湯】フルオートには、一般向けの「ナイアガラ出湯」と高硬度水道水&井戸水にも対応できる「ナイアガラタフネス」の2機種あります。

特徴

日立のエコキュートには、主に以下のような機能があります。

・きらりUVクリーン(お風呂のお湯を深紫外線でキレイにする)

・ステンレス・クリーン自動洗浄システム(栓を引くだけでふろ配管の自動洗浄)

・シルキー快泡浴(ファインバブルで肌に優しく温める)

・高速湯はり(標準時よりも短時間で湯はり可能)

・インテリジェント制御(センサーや学習機能で沸き上げ量を調整)

・節約サポート機能(使用湯量を見える化して使い過ぎを通知)

・日立エコキュートアプリ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類によって以下の機能に対応しています。

機能【水道直圧給湯】フルオートフルオート給湯専用
きらりUVクリーン△(一部の機種のみ対応)×
ステンレス・クリーン自動洗浄システム〇(薄型のみ非対応)×
シルキー快泡浴△(一部の機種のみ対応)×
高速湯はり〇(薄型のみ非対応)×
インテリジェント制御〇(薄型のみ非対応)△(一部機能が利用できない)
節約サポート機能〇(薄型のみ非対応)
日立エコキュートアプリ〇(薄型には非対応)△(一部機能が利用できない)

日立のエコキュートは、「ステンレス・クリーン自動洗浄システム」でお風呂の栓を抜くだけで簡単にふろ配管を自動洗浄でき、「きらりUVクリーン」でお風呂のお湯を深紫外線で清潔に循環させることができます。

また、時間がないときにも短時間で湯はリができる便利な「高速湯はり」やお風呂の水の使い過ぎを通知してくれる「節約サポート機能」などが搭載されているのも特徴です。

価格・施工費用

日立エコキュートのメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
【水道直圧給湯】フルオート1,194,600(税込)~
フルオート1,031,800(税込)~
給湯専用947,100円(税込)~

また、一般的なリフォーム会社に設置依頼をする場合、施工費用は工事費込みで25万円~50万円前後ですが、「高硬度水道水・井戸水」対応のナイアガラタフネスの場合は50万円~70万円前後が目安となります。

施工事例

引用:TOOL BOX公式サイト

既存のエコキュートを撤去して、日立のエコキュート「BHP-TADV46U」へ交換したケース。

アフターサービス・保証期間

日立エコキュートは、「ナイアガラタフネス(【水道直圧給湯】フルオート・高硬度水道水&井戸水対応)」か「ナイアガラタフネス以外」かによってメーカー保証期間が違います。

■ナイアガラタフネス

・システムすべて:5年

■ナイアガラタフネス以外

・本体:1年

・冷媒回路:3年

・タンク:5年

また、日立エコキュートは有料で保証期間を「7年」か「10年」にすることも可能です。

また、アフターサービスとして、日立家電エコーセンターで月~土は9:00~18:00、日・祝日・年始年末は9時~17時まで「給湯器の相談・修理の受付」に対応しています。

【エコキュートメーカー⑤】コロナ

コロナのエコキュートには、主に3つのグレードがあります。

・プレミアム

・ハイグレード

・スタンダード

コロナは、2001年に世界で初めて自然冷媒CO2家庭用ヒートポンブ給湯機を販売し、数々の賞を受賞してきた実績があります。

「薄型タイプ」や「省スペース・スリムタイプ」も用意されており、限られたスペースにも設置しやすいのが魅力です。

特徴

コロナのエコキュートには、主に以下のような機能があります。

・高圧力パワフル給湯(高圧力のシャワー)

・節水モード(給湯量とお風呂の湯量を節水できる)

・ソーラーモードプラス(太陽光発電の余剰エネルギーを活用してお風呂を沸かす)

・省エネ保温(お風呂に入っていない間の保温を停止)

・入浴サポート機能(浴室の音声モニター機能&センサーで入室・退室を通知)

・コロナ快適ホームアプリ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類によって以下の機能に対応しています。

機能プレミアムハイグレードスタンダード
高圧力パワフル給湯×
節水モード△(給湯量節水は非対応)△(給湯量節水は非対応)
ソーラーモードプラス
省エネ保温×
入浴サポート機能×
コロナ快適ホームアプリ×

コロナのエコキュートの特長として、育児で役立つ「入浴サポート機能」があります。

入浴サポート機能を利用すれば、浴室の音をモニターで確認したり、自分から声掛けすることも可能なので、子供一人の入浴も安心です。

また、人感&水位センサーで浴室への入室・退室を通知してくれる機能もあるため、家族の様子を把握しやすくなります。

価格・施工費用

コロナのエコキュートのメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,196,800 円(税込)~
ハイグレード1,007,600 円(税込)~
スタンダード775,500 円(税込)~

また、一般的なリフォーム会社に設置依頼をする場合、工事費込みの施工費用は20万円~40万円前後が目安となります。

施工事例

引用:太陽電化JP公式サイト

コロナのエコキュート「CHP-371D1A8」を設置したケース。

アフターサービス・保証期間

コロナのエコキュートには、以下のメーカー保証期間がつきます。

・本体:2年

・コンプレッサー:3年

・熱交換器は3年

・タンク:5年

コロナでは有料で保証期間を「5年」「8年」「10年」にすることも可能です。

また、アフターサービスとして、コロナ サービスセンターで24時間365日「給湯器の相談・修理・メンテナンス・保守点検などの受付」に対応してくれます。

【エコキュートメーカー⑥】ダイキン

ダイキンのエコキュートには、主に3つの種類があります。

・フルオート

・オート

・給湯専用

ダイキンのエコキュートは、空調メーカーならではのヒートポンプの技術を生かした給湯器です。

耐久性の高いステンレスがタンク缶体に採用されており、衛生的なのも良い点と言えます。

また、ダイキンのエコキュートは震度7相当にも対応できる高い耐震構造で、災害時には非常用水として使用することも可能です。

特徴

ダイキンのエコキュートには、主に以下のような機能があります。

・おゆびかUV(深紫外線でお湯を除菌)

・ウルトラファインバブル入浴(微細な泡で温浴・美肌・洗浄の3つの効果)

・昼間シフト天気予報連動(太陽光発電を利用して沸き上げ時間シフトする)

・気象警報緊急沸き上げ(警報・注意報によって自動的に沸き上げ)

・パワフル高圧(2カ所同時に使用しても安定して給湯可能)

・ふろ自動(ボタン一つでお湯はり・保温・たし湯を自動で行う)

・エコふろ保温(無駄な電力を節約)

・自動ふろ配管洗浄(自動でふろ配管の洗浄を行える)

・ダイキンスマートアプリ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類によって以下の機能に対応しています。

機能フルオートオート給湯専用
おゆぴかUV△(一部の機種のみ)××
ウルトラファインバブル入浴××
昼間シフト天気予報連動
気象警報緊急沸き上げ
パワフル高圧〇(一部機種は非対応)〇(一部機種は非対応)
ふろ自動△(お湯はりのみ)×
エコふろ保温××
自動ふろ配管洗浄××
ダイキンスマートアプリ△(2023年全モデル)

代金のエコキュートは、「気象警報緊急沸き上げ」や「自動ふろ配管洗浄」などの便利な機能に加え、「エコふろ保温」のような省エネ機能も搭載されている使い勝手の良い給湯器です。

スマートアプリは2023年モデルの全機種に対応しており、スマートホンで外出先から簡単にお風呂を沸かすこともできます。

価格・施工費用

ダイキンエコキュートのメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
フルオート1,039,500 円(税込)~
オート964,700円(税込)~
給湯専用918,500円(税込)~

また、一般的なリフォーム会社に設置依頼をする場合、施工費用は工事費込みで25万円~45万円前後が目安となります。

施工事例

引用:株式会社カンテック公式サイト

ダイキンのエコキュート「EQ46LFV」をフルオートの「EQ37VFV」へ交換したケース。

アフターサービス・保証期間

ダイキンのエコキュートには、以下のメーカー保証期間がつきます。

・本体:1年

・冷媒回路:3年

・熱交換器は3年

・タンク:5年

ダイキンでは、有料で保証期間を「10年」にすることも可能です。

有料で保証期間を延長すると、保証回数も保証上限数も無制限で修理を受けらます。

また、アフターサービスとして、ダイキンコンタクトセンターでは24時間365日「給湯器の相談・修理の受付」に対応しているので安心です。

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エコキュートの選び方を解説

次に、エコキュートの選び方のコツを解説していきます。

どのような点を重視してエコキュートを選ぶと失敗しにくいのか?

エコキュート選びで重要になる5つのポイントをご紹介します。

タンクのタイプで選ぶ

エコキュート選びで重要になる1つ目のポイントは、タンクのタイプです。

エコキュートには、以下のように設置地域に合わせ複数のタイプが用意されています。

・一般地向け(-10℃まで)

・寒冷地向け(-20℃まで)

・塩害地向け

・高硬度水道水や井戸水対応

寒冷地向けのエコキュートは、凍結防止のために貯湯ユニット(タンク)にヒーターが内臓されているのが特徴です。

「寒冷地向け」「塩害地向け」「高硬度水道水や井戸水対応」は一般地向けよりも費用が高めに設定されています。

また、高硬度水道水や井戸水を利用したい場合、対応しているメーカーが少なく、あまり選択肢は多くありませんが、高硬度水道水や井戸水に対応した専用機種「ナイアガラタフネス」のみ手厚い5年保証がつく「日立」がおすすめです。

タンクの容量と形状で選ぶ

エコキュート選びで重要になる2つ目のポイントは、タンク容量と形状です。

タンク容量は、主に「180L」「300L」「370L」「460L」「550L」で、以下のように使用人数によって異なります。

使用人数タンク容量
1人~2人180L
2人~3人300L
3人~4人370L
4人~5人460L
6人以上550L

一般的にエコキュートのタンク容量は370Lと460Lを中心としていますが、2人家族や6人以上の大家族には向いていません。

そのため、2人家族なら180Lや300L、6人以上の大家族であれば550Lのタンクを選択できるメーカーを選ぶ必要があります。

しかし、少人数用の180Lと300L、大人数用の550Lに対応しているエコキュートは機種が少ないため、2人家族や6人以上の家族構成の場合は、ニーズに応じてさまざまなタンク容量が選択できる「三菱電機」か「パナソニック」がおすすめです。

また、タンクの形状は標準的な「角型」のほか、限られたスペースでも設置しやすい「薄型」や「コンパクト型(省スペース型)」があるので、設置場所に合わせた形状を選択しましょう。

入浴剤が使えるかどうかで選ぶ

エコキュート選びで重要になる3つ目のポイントは、入浴剤の使用です。

一般的に、エコキュートでは入浴剤の使用は可能ですが、使用できる入浴剤の種類については、各メーカーによって異なります。

一般的に、エコキュートで使用禁止とされている入浴剤は以下のようなタイプです。

 ・発泡系

 ・生薬(葉、茎など固形のもの) 

 ・ミルク成分配合

 ・硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの

使用禁止の入浴剤を利用すると、故障の原因となってしまうため、入浴剤を使用する場合には、各メーカーの指定する入浴剤を利用するようにしましょう。

家族構成に合わせて選ぶ

エコキュート選びで重要になる4つ目のポイントは、家族構成です。

エコキュートには、さまざまな機能がありますが、家族構成によって給湯器に求められる機能が違ってきます。

例えば、一人暮らしや二人暮らしで共働きをしているなら、少しでも家事の負担を軽減できる「自動洗浄機能」、大家族で光熱費を節約したい場合は「省エネ機能」などが役に立ちます。

また、高齢者や子供一人での入浴が心配な場合、浴室と音声をつなげることができ、入室&退室を通知する機能がある「コロナ」のエコキュートもおすすめです。

機能や性能で選ぶ

エコキュート選びで重要になる5つ目のポイントは、各機種に搭載されている機能や性能です。

エコキュートの機能や性能は、各メーカーや機種によってそれぞれ強みが異なります。

一般的に「除菌」や「自動洗浄」などの便利な機能が多くなるほどエコキュートの価格も高くなるため、少しでも無駄な費用を節約したいなら、自分が本当に必要としている機能に絞ってエコキュートを選びましょう。

保証期間を重視する人におすすめ東芝
自動洗浄を重視する人におすすめ三菱電機・日立
美肌・温浴効果を重視する人におすすめ三菱電機・日立・ダイキン
除菌を重視する人におすすめ三菱電機・東芝・日立・ダイキン
省エネ効果を重視する人におすすめ東芝・パナソニック・ダイキン・コロナ
高圧給湯を重視する人におすすめコロナ・日立・パナソニック
薄型や省エネ型を重視する人におすすめ三菱電機・コロナ・パナソニック

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エコキュートの寿命はどれくらい?

エコキュートの寿命は、一般的に10年〜15年と言われています。

10年以上経つと、修理用の部品が欠品となり、「修理」ではなく「買い替え」になる可能性が高くなります。

しかし、エコキュートは「凍結」や「水漏れ」などが原因で、寿命になる前に故障するケースも少なくありません。

一般的に、メーカー保証は1年~5年程度しかないため、長期的な修理代の節約を考えると、有料でも最大10年の延長保証をつけたほうが安心です。

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エコキュートで利用できる補助金

エコキュートで利用できる国や自治体の補助金には、以下のようなものがあります。

・給湯省エネ事業

・こどもエコすまい支援事業

・東京ゼロエミポイント

補助金を上手く活用すれば給湯器をお得に導入することができるので、事前にチェックしておきましょう。

給湯省エネ事業

給湯省エネ事業は、省エネ性能が高い高効率給湯器の導入する際に支援してもらえる経済産業省が実施している補助金制度です。

補助対象以下の[1]、[2]を満たす方[1] 給湯省エネ事業者と契約を締結し、以下①~④のいずれかの方法により対象設備である高効率給湯器(対象機器)を導入する方①新築注文住宅に対象機器を購入して設置する方法【工事請負契約】②対象機器が設置された新築分譲住宅(戸建または共同住宅等)を購入する方法【不動産売買契約】③リフォーム時に対象機器を購入して設置する方法【工事請負契約】④既存の給湯器から対象機器への交換設置を条件とする既存住宅(戸建または共同住宅等)を購入する方法【不動産売買契約】[2] 対象機器を設置する住宅の所有者等である方
利用条件「新築注文住宅」「新築分譲住宅」「既存住宅(リフォーム)」に高効率給湯器を設置※「新築住宅」は1年以内に建築、かつ居住実績がない住宅のこと。「既存住宅」は建築から1年が経過、または過去に人が居住した住宅のこと。
補助率・補助額・家庭用燃料電池(エネファーム):1台あたり15万円・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機):1台あたり5万円・ヒートポンプ給湯機(エコキュート):1台あたり5万円【補助上限】・戸建住宅:いずれか2台まで・共同住宅等:いずれか1台まで
交付申請期間2023年3月31日~予算上限に達するまで(遅くとも2023年12月31日まで)

こどもエコすまい支援事業

こどもエコすまい支援事業は、「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」を対象にした補助金制度です。

こどもエコすまい支援事業を利用してエコキュートのリフォーム工事をする場合、1戸あたり27,000円の補助金がもらえます。

補助対象・子育て世帯:申請時点において、2004年4月2日以降に出生した子を有する世帯※令和5年3月31日までに工事着手する場合は2003年4月2日以降。・若者主婦世帯:申請時点において夫婦であり、いずれかが1982年4月2日以降に生まれた世帯※令和5年3月31日までに工事着手する場合は1981年4月2日以降。
利用条件以下の[1]、[2]を満たす方[1]こどもエコすまい支援事業者と工事請負契約等を締結してリフォーム工事をする[2]リフォームする住宅の所有者等であること
補助率・補助額・高効率給湯器:1戸あたり27,000円・高断熱浴槽:1戸あたり27,000円・蓄電池:1戸あたり64,000円・節湯水栓:1台あたり5,000円
交付申請期間2023年3月31日~予算上限に達するまで(遅くとも2023年12月31日まで)

東京ゼロエミポイント

東京ゼロエミポイントは、設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具を省エネ性能の高い対象家電に買い換えた場合、東京ゼロエミポイントを付与され、ポイント数に応じて商品券とLED割引券を交付してもらえる東京都の制度です。

補助対象条件1:購入者・住所都内に住所を所有する個人で、その住所を公的な書類(免許証等)で証明できる方条件2:買い換え住宅に設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器、照明器具を、省エネルギー性能の高い新品の対象家電等に買い換えた方条件3:設置場所購入した対象家電等を都内の住宅に設置する方
利用条件以下の省エネルギー性能基準に該当する。【給湯器の場合】■エコキュートJIS C9220に基づく年間給湯保温効率又は年間給湯効率が3.0以上(寒冷地仕様は2.7以上)であること。■エコジョーズ・給湯暖房器にあっては、給湯部熱効率が94%以上であること。・給湯単能器、ふろ給湯器にあっては、モード熱効率が83.7%以上であること。■エコフィール・油だき温水ボイラーにあっては、連続給湯効率が94%以上であること。・石油給湯機の直圧式にあって、モード熱効率が81.3%以上であること。・石油給湯機の貯湯式にあっては、74.6%以上であること。■ハイブリッド給湯器熱源設備は電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併用するシステムで 貯湯タンクを持ち、年間給湯効率(JGKAS A705)が102%以上であること。
補助率・補助額付与される東京ゼロエミポイント【給湯器の場合】・2023年3月31日以前購入分:10,000P(LED割引券1,000円分+商品券9,000円分)・2023年4月1日以降購入分:12,000P(LED割引券1,000円分+商品券11,000円分)
交付申請期間令和6年3月31日(日曜日)※予算が無くなり次第終了

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まとめ

エコキュートを選ぶときは、まず家族構成や設置場所から必要となるタンク容量や形状を決めることから始めましょう。

いくら利用したい機能があっても、タンク容量や形状が合わず、エコキュートを実際に設置できなければ意味がありません。

また、エコキュートは、便利な機能が多数あっても、結局使いこなせないのであれば、お金の無駄になってしまいます。

そのため、各メーカーのエコキュートの特徴をよく比較して、自分が本当に必要としている機能なのかよく見極めることも重要です。

また、エコキュートの導入費用を少しでも安くしたい場合は、国や自治体が実施している補助金制度を上手く活用してみてください。

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