審査がゆるいリフォームローンを教えて!通すコツや補助金・助成金もプロが解説!

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リフォーム工事の支払いにはリフォームローンを利用するのが一般的と言えます。

お金を借りてローンを組んで返済するわけですから、審査が必要になるのは当然です。

銀行などのリフォームローンは審査が比較的厳しいと言われますが、審査が緩いリフォームローンはあるのでしょうか?

今回は審査がゆるいと言われるリフォームローンのご紹介とリフォームに活用できる補助金・助成金について解説します。

さて本文に入る前に、リフォームを本気で考えているあなたに必ず押さえておいて欲しい情報を紹介します。

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それでは本文に入っていきましょう!

\私が記事の監修をしています!/

株式会社AZWAY代表取締役 井口梓美

【宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー】
大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。
ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」や「ライフスタイル」、「リフォーム」に特化したWEBサービスを手掛けている。

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そもそもリフォームローンとは?

住んでいる家の増改築を目的とした工事に利用できるのがリフォームローンです。

一戸建て住宅やマンションのリフォーム、どちらにも利用できます。

住宅ローンとは異なり、借入には上限が設けられている場合が多くあります。

そのため、無担保型のリフォームローンもあり、担保がなくても借入が可能で審査もゆるいのも特徴のひとつです。

リフォームローンが利用できるケースとは

リフォームローンが利用できるのは、居住している住宅の修繕や部屋の間取り変更など増改築をするケースです。

また、屋根・外壁の張替や修繕、キッチン・トイレ・お風呂などの設備交換にも利用可能です。

中古住宅を購入し、リフォームしたい場合でもリフォームローンは利用できます。

つまり、リフォームをする目的のケースだけに使えるのがリフォームローンということです。

リフォームローンが利用できないケースとは

リフォームローンが利用できないケースとは何があるのでしょうか。

前述のことから、リフォームが目的ではない場合は利用ができないことがわかりますね。

新築住宅の工事や建売住宅の購入には、リフォームローンは利用できません。

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リフォームローンの審査はゆるい?

リフォームローンは住宅ローンに比べると審査基準が低く設定されています。

そのため一般的に審査がゆるいと言われています。

しかし、審査がゆるいと言われる半面、借入限度額が低かったり、金利が高い、返済期間が短いなどデメリットがあることも把握しておきましょう。

ここからはリフォームローンの審査基準や審査を通しやすくするためのコツをご紹介します。

また、最近ではネット銀行などでもリフォームローンを取扱っているため、簡単に手続きができ、審査が通りやすい銀行も増えています。

リフォームローンの審査基準

リフォームローンの審査基準で最も重要視されるのが、

  • 借入時の年齢
  • 健康状態
  • ローン完済時の年齢

の3つです。

借入時の年齢は20歳から70歳以下、完済時の年齢は上限があり80歳未満と定められています。

80歳以上で完済する計画では審査を通すことはできません。

借入時の年齢も70歳以下ですので、契約時に注意が必要です。

資金の回収のために金融機関では「団体信用生命保険」の加入が義務付けされている場合が多く、加入には健康状態の告知が必要となっています。

団体信用生命保険に加入できないとリフォームローンの審査基準を満たしていないと判断されるので把握しておきましょう。

リフォームローンの審査を通しやすくするコツ

リフォームローンの審査基準を満たしていても通らない場合もあるため、審査を通しやすくするコツをご紹介します。

5つありますので、事前に確認しておきましょう。

【コツ①】使っていないクレジットカードを解約

クレジットカードは便利で加入時にポイントがもらえたりするため、作る方も多いでしょう。

なかには使っていないクレジットカードもあるのではないでしょうか?

クレジットカードは買い物もですが、お金を借りることも簡単にできてしまいます。

リフォームローンを組んで返済しなければならないのに、クレジットカードを使い過ぎてローンの返済ができなくなってしまう場合もあるかもしれません。

まずは、使っていない不要なクレジットカードを解約してしまいましょう。

【コツ②】他に借り入れているところがないか確認する

他に借り入れがないか、確認することも重要です。

金融機関では、確実に返済が可能な額しか融資してくれません。

そのため、他に借り入れがあると審査が通りづらい可能性があります。

自分の生活を維持するためにも、リフォームローンを借り入れする前にきちんと確認しておく必要があります。

【コツ③】信販会社のローンを利用する

信販会社とはクレジットカードを発行している会社と考えて良いでしょう。

信販会社でもリフォームローンに対応しています。

リフォーム会社と提携していることが多いのも信販会社の特徴です。

審査が通りやすいのも提携している要因のひとつでしょう。

ただし、金利が高い、返済期間が短いという会社もありますので、借入時には確認して検討することをおすすめします。

【コツ④】リフォーム会社に相談する

リフォームを依頼するリフォーム会社でもローンの紹介をしてくれます。

リフォーム会社が提携している金融機関でのローンや、独自のリフォームローンを準備している会社もあり、相談してみるのも良いでしょう。

【コツ⑤】携帯やクレジットカードの支払い滞納をしない

どんな支払いでも滞納しないことが良いのですが、とくに携帯やクレジットカードの支払いに関しては滞納しないようにしましょう。

支払いの滞納は、信用情報に登録されるため返済ができないと判断されてしまう可能性があります。

引き落とし前に通帳の残高を確認し、滞納しないように心がけましょう。

審査が通りやすい銀行ってある?

審査が厳しい金融機関でも比較的審査が通りやすい銀行はあるのでしょうか?

大手都市銀行や中堅地方銀行以外の金融機関やインターネット銀行、銀行以外の信用金庫や農協などの金融機関では審査が通りやすいと言われています。

ここでは、審査が通りやすいと言われている銀行を3つご紹介します。

それぞれ申し込みの条件が違うため確認しておきましょう。

りそな銀行

りそな銀行のリフォームローンはインターネットで申し込みが可能です。

パートやアルバイトの方でも安定した収入が継続してあるならば申し込み可能となっています。

ただし、学生は安定した収入があっても契約できません。

また、専業主婦・主夫の方も申し込みができません。

申込時の年齢は満20歳以上満66歳未満、完済時の年齢は満80歳未満です。

保証会社の保証を受けられる方であることも条件となっています。

ローンの申し込みには仮審査があり、仮審査が通ってから本審査となります。

工事内容が決まる前でも仮審査の申し込みは可能です。

契約は条件にもよりますが、仮審査から契約までインターネットで完結しわざわざ銀行に行く必要がありません。

仮審査の結果は翌営業日に回答され、その後本審査になります。

融資金額は10万円以上1,000万円以内まで、金利は変動金利で金利特典があります。

規模は問わず、さまざまなリフォームに利用できます。

イオン銀行

イオン銀行でもリフォームの様々なニーズに対応したリフォームローンがあります。

リフォームローンを利用できるのは、申込時の年齢が満18歳以上満71歳未満で、完済時の年齢が満80歳未満の方です。

イオン銀行が指定する団体信用生命保険に加入でき、安定かつ継続した収入が見込める方は申し込みができます。

6か月以上継続勤務している方、個人事業主は事業開始してから3年が経過していることとあります。

融資金額は、200万円から1億円以内で、金利は変動金利です。

インターネットのイオン銀行公式サイトから「事前審査」の申し込みをします。

事前審査の回答は封書で届き、事前審査が通ってから正式審査の書類が送られてきます。

こちらも来店不要でインターネットで申し込みが完結します。

住信SBIネット銀行

名前の通りインターネット銀行のリフォームローンです。

申し込みの条件としては、国内に居住し申込時の年齢が満20歳以上で、完済時に満70歳未満の方、毎月安定した定期収入がある方となっています。

借入額は10万円から1,000万円、借入期間は1年から10年です。

仮審査の申し込みはインターネットでおこないます。

結果は数時間から2営業日以内にEメール等でお知らせがきます。

仮審査が通ったら正式審査の申し込みは書面でおこなうため必要な書類に不備がないか確認して提出してください。

正式審査が通れば公式サイトから契約手続きが可能です。

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人気のリフォームローン7選!

たくさんの金融機関でリフォームローンを取り扱っています。

ここでは人気のリフォームローンを7つご紹介します。

条件や利率などもご紹介しますのでチェックしてみましょう。

横浜銀行

リフォームローン名称横浜銀行リフォームローン
条件【申込資格】・借入時年齢:18歳以上66歳未満・完済時年齢:69歳以下・安定継続した収入のある個人の方・保証会社の保証が受けられる方【地域】・神奈川県、東京都(一部を除く)、群馬県(一部)に居住または勤めている方
利率・実質年率:1.7%~2.7%(変動金利)

りそな銀行

リフォームローン名称りそなリフォームローン
条件【申込資格】・借入時年齢:20歳以上65歳以下・完済時年齢:80歳未満・安定継続した収入のある方※パート、アルバイトでも可。学生は不可。・保証会社の保証が受けられる方
利率・実質年率:1.6%~3.475%(変動金利)

滋賀銀行

リフォームローン名称「しがぎん」住宅関連ローン(スピードローンジャストサポート)
条件【申込資格】・借入時年齢:18歳以上・完済時年齢:75歳以下・安定継続した収入のある給与所得者、企業の代表者、自営業者及びパート、アルバイトの方(学生不可)・保証会社の保証が受けられる方
利率・実質年率:1.675%~5.175%(変動金利)

アプラス

リフォームローン名称リフォームローンゆとりR35
条件【申込資格】・借入時年齢:20歳以上69歳以下・完済時年齢:90歳以下・定職・定収入のある20歳以上69歳以下の方※完済時80歳超えの場合は法定相続人予定者からの「確認書」の提出が必要・法人申し込みは不可・居住してから原則1年以上経過した物件
【地域】・全国対応
利率・実質年率:2.35%~2.95%(変動金利)

三菱UFJ銀行

リフォームローン名称ネットDEリフォームローン
条件【申込資格】・借入時年齢:18歳以上・完済時年齢:70歳の誕生日まで・勤続年数が1年以上ある方・保証会社の保証が受けられる方・対象となる住宅の所有者が本人または家族である・前年度の税込年収が200万円以上(年金収入のみは不可)・Eメールアドレスを持っている方
利率・実質年率:1.99%~2.875%(変動金利)

千葉銀行

リフォームローン名称ちばぎん住まいのリフォームローン
条件【申込資格】・借入時年齢:18歳以上64歳以下・完済時年齢:69歳以下・安定継続した収入のある方(パート、アルバイト、年金収入のみは不可)・本人居住用の住宅を保有している方【地域】・千葉県、東京都、茨城県、埼玉県、神奈川県(横浜市・川崎市)
利率・実質年率:1.6%~2.9%(変動金利)

auじぶん銀行

リフォームローン名称auじぶん銀行カードローン(じぶんローン)
条件【申込資格】・借入時年齢:20歳以上69歳以下・安定継続した収入のある方・保証会社である「アコム」の保証が受けられる方【地域】・全国
利率・実質年率:0.98%~17.5%(変動金利)

リフォームローンが通りにくい人の特徴

リフォームローンの審査はゆるいといっても、なかには審査に通りにくい人もいます。

通りにくい人の特徴として、下記のことが考えられます。

勤続年数

申込時に働いている会社で勤続年数が1年未満と短ければ継続して安定した収入があると判断できないため、審査ではマイナスになってしまいます。

自営業・個人事業主

会社員と比較すると収入の安定性が保てないと判断され審査基準のハードルが上がる傾向があります。金融機関によっては自営業者に融資をしないところもあり、申し込みを検討しているのであれば、事前に確認しておくことも必要です。

返済負担率

借入額が大きく、収入が低ければ返済負担率が多くなり、返済ができなくなるリスクも高くなってしまいます。

金融機関で独自に設定している返済負担率をオーバーしてしまうと審査には通りにくくなってしまうでしょう。

遅延や破産歴

審査が通りにくい一番の原因は、支払いの遅延歴や破産歴があることです。

金融機関では信用がないとローンを組むことができないのが現状としてあります。

信用情報に「遅延」「破産」の登録がある方は信用がないと判断され審査がとおりにくくなります。

すでに完済したり、債務処理をした場合でも5年から10年は信用履歴として情報が残ってしまう可能性もあります。

ローンの審査の前に、自分で確認してみるのも良いでしょう。

金融機関へ同時に申し込みが複数ある

審査が通らなかった場合を考え、他の金融機関へ申し込みをおこなう方もいるでしょう。

しかし、同時に複数申し込みをすると、金融機関から考えた場合「多重の返済がある」と見られ、返済が困難ではないかと判断される可能性が高くなります。

返済が困難と判断されれば審査が通りにくくなってしまうでしょう。

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リフォームローンが通らない場合|補助金・助成金を使おう!

リフォームローンが通らない場合、どうしたら良いのでしょうか?

ローンが通る条件が整うまでリフォームを待つこともできますが、家の老朽化などですぐにでも始めなければならない場合もありますよね。

ローンが通らない場合の対処法として、国や自治体の補助金・助成金の活用を検討してみるのも良いでしょう。

ただし、補助金・助成金は対象となる利用条件や、補助額、補助率が決まっているため確認が必要です。

また、全体の予算上限に達すると申請受付が終了してしまう点も注意しましょう。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

既存住宅の断熱改修工事で高性能建材を使用した場合に補助金が使えます。

断熱改修工事と同時に高性能家庭用設備や熱交換型換気設備などの導入・改修した場合でも補助金の支援があります。

補助率補助対象経費の3分の1以内
補助額・戸建住宅:上限120万円/戸(玄関ドア5万円を含む)家庭用蓄電システム:20万円、家庭用蓄熱設備:5万円熱交換型換気設備など:5万円・集合住宅(個別):15万円/戸(玄関ドア5万円を含む)熱交換型換気設備:5万円・集合住宅(全体):15万円/戸 
利用条件・15%以上の省エネ効果が見込まれる改修率を満たす高性能建材を使用した断熱リフォーム工事または、居間に高性能建材を用いた断熱リフォーム工事※高性能建材→断熱材・窓・ガラス・居住している住宅であること

先進的窓リノベ事業

リフォーム工事で断熱性能の高い窓へ交換した場合の補助事業です。

補助率
補助額上限200万円/戸 ※補助額5万円以上であること
利用条件①窓リノベ事業者への登録がある施工業者が工事をすること②リフォーム工事をする住宅の所有者③建築から1年以上経った既存住宅または過去に人が居住したことのある住宅【対象工事】・ガラス交換・内窓設置・外窓設置

給湯省エネ事業

省エネ性能の高い高効率給湯器を設置した場合に補助する事業です。

補助率
補助額・家庭用燃料電池(エネファーム):15万円/台・電気ヒートポンプ、ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリット給湯機):5万円/台・ヒートポンプ給湯器(エコキュート):5万円/台※戸建住宅:いずれか2台まで、共同住宅等:いずれか1台まで
利用条件①給湯省エネ事業者と契約をし、対象機器となる高効率給湯器を導入する(対象機器の購入または交換)②対象機器を導入する住宅の所有者③建築から1年以上経った既存住宅、または過去に人が居住した住宅

長期優良住宅化リフォーム推進事業

住んでいる住宅の長寿命化・省エネ化、性能を向上させるリフォームや子育て世帯のリフォームに対して補助する事業です。

補助率補助対象リフォーム工事などの合計の3分の1
補助額①長期優良住宅認定を取得できない場合でも一定の性能向上が認められた場合:100万円/戸(150万円/戸)②長期優良住宅認定を取得した場合:200万円/戸(250万円/戸)カッコ内は以下に該当・三世代同居対応改修工事の実施・若者、子育て世帯が改修工事を実施・既存住宅の購入者が改修工事を実施・一次エネルギー消費量を省エネ基準化「-20%」とする
利用条件①リフォーム工事前にインスペクションを実施すること②リフォーム工事後の住宅において一定の性能基準を満たすこと③リフォーム履歴と維持保全計画を作成すること申し込みはリフォーム工事をおこなう業者となります。

高齢者住宅改修費助成制度

要介護者などが居住する自宅をバリアフリーに改修する場合に、介護保険を利用して補助を受ける制度です。

補助額支給限度額20万円の9割が上限:18万円・1人につき支給限度額が決まっているが、要介護の区分が3段階以上上昇した場合や転居した場合は再度支給限度額(20万円)が設定となる。
利用条件・介護申請により、要支援・要介護の認定がある・介護保険の被保険者証の住所と住んでいる住所が一致している【対象工事】手すり取付、段差解消、滑り防止・移動の際の床または通路面の材料変更,引き戸等への扉取り替え、洋式便器等への取り替え、その他住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

自治体の補助金・助成金

リフォーム工事に対する自治体の補助金・助成金も少なくありません。

大きな地震があった地域や地震のリスクが高い地域などでは耐震に関する補助金・助成金が充実しています。

耐震の場合は補助額も高く設定されてる自治体もありますが、全体の予算上限が国の補助金に比べて低いため、早めに申請しないと終了してしまう可能性も高いです。

住んでいる地域にリフォームの補助金があるのか、条件はどうかなど調べてみることが良いですね。

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まとめ

住宅は長く住んでいると老朽化が進み、修繕やリフォームが必要になります。

リフォームローンを利用するには、借り入れができるか審査をしなくてはなりません。

今回は、審査がゆるいとされているリフォームローンのご紹介をしました。

審査を通すコツやリフォームローン会社のご紹介、補助金を活用することも解説しています。

審査が通らない人の特徴を知ることで審査を通すためにしなければならないポイントが把握できたのではないでしょうか。

まずは、審査を通すために自分に適したリフォームローン会社を選び、利用できない場合でも対処できるように対策することが必要です。

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