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外壁塗装業者を選ぶ前に、悪質業者についての特徴を把握しなければいけません。
強引な勧誘や法外な価格を提示したりなど、様々な手口を使って契約を迫ります。
外壁塗装はトラブルや悪質な勧誘などが多い業者として有名なので、業者を検討する際は十分に確認した上で契約を結びましょう。
しかし、実際に悪質な業者なのかを見極めるのはとても難しいことです。
こちらでは、外壁塗装の悪質業者に関する口癖や手口、実際の口コミなどをご紹介しますので、今後の参考にしていただければと思います。
また、悪失業者に騙されてしまった場合は、クーリングオフや消費者センターに連絡するなどいくつかの対策があるので、確認しておくといいでしょう。
対処法を把握しておくことですぐに対応できるので、一人で悩まずに解決することができます。
さて本文に入る前に、外壁リフォーム・外壁塗装を本気で考えているあなたに必ず押さえておいて欲しい情報を紹介しましょう。
外壁は雨風を防いだり、住宅を日光から保護したりする重要な部分なため、リフォームの中でも特に緊急性が高いと言えます。
そのため、実績の多いリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。
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それでは本文に入っていきましょう。
株式会社AZWAY代表取締役 井口梓美
【宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー】
大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。
ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」や「ライフスタイル」、「リフォーム」に特化したWEBサービスを手掛けている。
外壁塗装の悪質業者|リストの確認方法
外壁塗装の悪質業者を見極めるには、以下の方法で確認しましょう。
それぞれの方法で確認することで、良い業者と悪質な業者を見極めるポイントを把握することができます。
【リスト①】特定商取引法ガイド
特定商取引法とは、商品やサービスを提供する事業者が消費者に対して利益を守ることを目的として作られた制度です。
事業者と消費者の間で行われる契約のルールや情報提供の義務を定めていて、主に訪問販売や通信販売・電話勧誘販売・連鎖販売取引などが含まれています。
そして、特定商取引法ガイドでは特定取引法に対して違反行為を行った業者のリストが表示されています。
処分事業者名・処分内容・処分日などを確認することができ、悪質な勧誘・販売・詐欺行為などを避けることができます。
【リスト②】国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」
国土交通省が運営するネガティブ情報等検索サイトでは、事前に依頼する外壁塗装業者が悪質業者かどうかを確認することができます。
ネガティブ情報等検索サイトでは、「行政処分を受けた年月日・宅地建物取引業者免許番号・事業者名・処分の種類・違反行為概要・本社住所」などを閲覧することが可能です。
処分の種類とは、指示・業務停止と期間・免許取り消し等の内容を確認できます。
情報が記載されている期間は過去5年分です。
ただし、行政処分を受けていない業者であってもトラブルが多い会社もありますので、こちらのサイトのみを信頼して依頼することのないようにしましょう。
中には、何度も行政処分を受けているのに改善されない業者もあります。
【リスト③】口コミサイト
口コミサイトを参考にする方法もあります。
外壁塗装を行った消費者が、実際に体験した悪質業者の内容を投稿しているのでリアリティのある情報です。
業者の対応や工事の仕上がり・費用など、細かく記載されている場合もありますので、確認してみましょう。
外壁塗装の口コミを参考にする場合は、以下の口コミサイトがおすすめです。
口コミサイト「ホームプロ」
ホームプロは、外壁塗装などのリフォームに関する会社の見積もり比較ができるサイトとして利用されています。
全国で1200社ほどが加盟しており、それぞれの会社の特徴や実際に会社を依頼した消費者からの口コミが掲載されています。
これまでの体験を投稿した内容が多く掲載されているため、良い業者だけでなく悪質な業者などもあり、幅広い情報を確認することができます。
実際に経験した人の声を聞き、悪質な業者を避けることで、安心と信頼性の高い業者を選ぶ情報源となるでしょう。
口コミサイト「リフォーム評価ナビ」
リフォーム評価ナビは、リフォームの実際の事例や口コミなどから自分にあったリフォーム会社を探せる情報サイトです。
業者ごとに口コミ内容が掲載されているため、気になる業者の口コミを細かく確認でき適切に判断することができます。
また、リフォーム評価ナビに掲載している口コミは、実際にリフォーム会社を利用した消費者が的確な情報を掲載しているため、信頼性が高く、これから業者を検討する判断材料として利用することができます。
口コミサイト「マンションコミュニティ」
マンションコミュニティは、外壁塗装やリフォーム業者に限らず、業者の選び方や会社の評判など様々なノウハウが掲載されているサイトです。
これから外壁塗装の依頼を検討している人にとってとても便利に利用することができ、業者を検討するための判断材料として利用できます。
一つの質問に対して不特定多数の人からの意見が寄せられているので、実際に経験した人の口コミだけでなく、周りからの評判なども見ることができます。
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外壁塗装の悪質業者がよく言う口癖
外壁塗装の悪質業者が営業でよく言う口癖やセールストークについてご紹介します。
以下のような内容を言って営業されることがあるかもしれません。
しっかりと内容を把握し、悪質業者に出会ったらはっきりと断れるようにしましょう。
「足場代無料になるキャンペーン中です!」
足場代は工事費用の中に含まれているものですが、「足場代が無料」と謳っている外壁塗装業者があります。
しかし、足場代が無料ということでお得感がありますが、他の工事費用などが割高になっている可能性もあります。
無料キャンペーンと謳う部分にだけ注目せずに、他の料金に不明な点がないか細かく確認することが大切です。
「外壁の色が剥がれていたので声かけてみました!」
「外壁の塗装が剥がれていた」ということで、急に訪問してくる業者もあります。
顧客の状況を考えることなく、建物の不具合を指摘するような業者は注意しましょう。
「今すぐに修理しないと劣化の進みが早くなる」など、不安を煽って契約を迫るような業者とは契約をしないようにしましょう。
「屋根に傷やヒビがあるので声かけてみました!」
塗装だけでなく、「屋根に傷やヒビがある」と言って不安を煽るような営業をしている業者もありますので注意しましょう。
一般的な業者の場合、顧客の不安を煽るようなことはせずに、しっかりと点検をし不具合について細かく説明をした上で選択肢を与えてくれるはずです。
契約を急かすような業者は悪質業者の可能性があるので、注意しましょう。
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外壁塗装の悪質業者に引っかかった体験談を紹介|悪い口コミ
実際に外壁塗装の悪質業者に引っかかってしまった人の体験談をご紹介します。
これから外壁塗装を検討している方は、以下の内容を参考に選んでみてください。
この記事の口コミはあくまで個人の感想です。全て鵜呑みにせず、ぜひご自身で確かめてみることもおすすめします。
なかなか工事が始まらない
リフォームをなかなかして頂けず、痺れをきらして、こちらから何度も催促をして、やっとどこかひとつだけリフォームしては、また期間があきまくり、結局、大した内容ではないリフォームが半年かかりました。トイレがコロナの影響で入荷しないのは聞いていたのでそれは仕方がないことだとは思いましたが、その他のリフォームも異常なほど施工日が決まらず、心配になるほどでした。しかしながら、職人さんの腕は素晴らしかったです。最後のトイレのリフォームは、別の営業の人がいらして、担当営業が何かやらやらかして、退職するらしいことを言ってました。ふたをあけてみたら、担当営業の方が調子の良いことを言って我が家は、後回しにされていた様です。信頼していたので、とても残念でした。とりあえず担当営業の方も後から書類を持って家に来ましたが、ケロッとしてたそうです。私はすでに頭にきていたので、母親が対応していました。
契約したにもかかわらず、工事が進まないというのは信頼性に欠けてしまいます。
どんな理由であれ、遅れる場合はしっかりと納得できる説明をしてくれるのが誠実な対応というものです。
工事に関する管理がきちんとできていない
とにかく管理が全くなってない会社であることに尽きる。工事中に起きた不具合は殆ど私に指摘されて後手後手の対応。そして、必ず「言い訳」を言う。
職人さんとの連絡がまるで駄目、毎回職人さんからどこをやるのですか?と聞かれる!こんな会社ありますか!
工事に関する不具合を素人に指摘されるような業者は、技術面で不安を生じます。
契約前に依頼する会社の施工事例や口コミなどを確認し、依頼するかの判断をした方が良さそうです。
職人の対応が悪い
自宅、実家、別宅と外壁塗装を自分で依頼し5回経験しているが、今回は一番最低レベル。担当者に上手な塗装屋さんです高圧洗浄は5〜6時間です。という言葉を信じて依頼しましたが、実際は全然違い来日2.3年の素人みたいな職人、親方はほとんど車の中で休憩 スマホの画像を見せてやり方を教えている…後から点検無し ①初日、洗浄用の水を出しっぱなしで一時間位現場を離れ庭が水浸し②広範囲に高圧洗浄をして無い所や洗浄不足あり③養生シートを所々張って無い(今迄見た事無い)…隣家の駐車場、敷石、植木、ベランダ手摺り等にペンキ付着多数④駐車場は30cm位塗料のこぼれ跡⑤室外機を足場にし歪んで天板3台交換(こちらが気付かなければ、そのまま) ⑦室外機脚破損⑧ゴミの散乱⑨道路にタバコ吸殻⑩板金の寸法採寸ミスの為やり直し3回 他にも書きたい事がありすぎ。素人の私がチェックをして不備を指摘する状況 呆れて最後は何も言う気にならない。
雑な工事、職人の対応の悪さなどが目立つ業者のようです。
契約をして高い料金を払っているので、きちんとしたプロの対応をしてもらいたいものです。
不具合が多い
もうね会社、社会人として最低と言わざる得ない。
先ず一人目の営業はタメ口、ヘラヘラしてる。この時点で止めておけば良かった。
まぁ大丈夫だろうと契約し、いざ施工開始したら作業に来ている人達にこちらが要望したことが一切伝わっていない。
屋根を塗らせれば塗装するには悪天候の中塗装されコロニアルの隙間が埋まっていてタスペーサー(コロニアルを浮かす道具)を入れろと言わないと入れない。
タスペーサーを入れたら入れ方が違うしコロニアルを破損させて報告なし。
サイデイングを付ければ数カ所隙間が大きくあり指摘しなければそのままだっただろう。
シロアリに一部やられていたので壁の中身を入れ替えすれば室内に釘が出ていて6畳2間やられた。
他にも色々あったけど指摘をしないと色々そのままだったと思うし特にちゃんとした謝罪もなかったのでこの会社を選ぶのはかなりハイリスクだと思う。
人に勧められないし紹介も出来ないレベル。
最低限社会人としてのマナーは身に付けてもらいたいと思うでしょう。
素人から見ても指摘したいくらいの工事は、「不具合に関する対応も雑なのでは?」という不安が残ります。
近隣への配慮がない
近隣からの指摘があるまで、工事作業の安全性不足で落下してもおかしくない状況で外壁塗装を進めていた。
外壁塗装の工事は、近隣住民への配慮も大切な対応です。
工事の音やニオイなど、依頼主だけでなく周囲への配慮は初めの段階で行うべきであり、安全面もしっかりと行ってもらいたいものです。
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こういう業者には注意!悪徳業者がよく使う手口
外壁塗装の悪質な業者は、以下のような手口をよく使います。
次のような手口を使う業者に遭遇した場合は、契約せずにはっきりと断りましょう。
無料点検と言いながら料金を請求してくる
いきなり無料点検すると言いながら、必要のない工事をして料金を請求する手口です。
無料点検を親切で行う業者は、いきなり訪問してくることはありません。
また、必要のない工事をされてしまうと、後から不具合が起こる可能性もありますので注意しましょう。
自作自演で修理を促してくる
点検を行った際に、修理が必要ない場所にわざとヒビや傷をつけて修理を施してくる悪質な業者もいます。
修理部分を自作自演して、修理代金を騙し取ろうとする手口です。
このような手口は、急な訪問営業に多いケースなので、急な訪問による点検などははっきりと断りましょう。
契約をした後に連絡がつかなくなる
早く契約を結ばせようと催促をして、契約した後は連絡がつかなくなるケースもあります。
着工開始日になっても業者が訪れず、連絡もつながらなくなるということは支払った料金を持ち逃げしている可能性が高いです。
最近では、外壁塗装料を一括で前払いさせる会社は少ないです。
前払いをしてしまうと契約料を持ち逃げされるリスクもありますので、一括前払いで行っている業者の場合は契約しないほうがいいでしょう。
キャンペーンなどを謳って契約を急かしてくる
「今契約するとキャンペーンで安くなる」などと言って、契約を急かしてくる業者にも注意しましょう。
もうすぐキャンペーンが終わってしまう・今すぐ契約すればキャンペーンが適用されるなどと言い、契約を急かすことで正確な判断を鈍らせているのです。
このような手口は、突然訪問して外壁の不備を説明し「キャンペーンだから」と言って契約を進める流れが多いです。
不安を仰ぐような言い方をされますが、不安があっても今すぐには契約をせずに適切な判断をするようにしましょう。
値引きの幅が大きすぎる(そもそもぼったくろうとしていた)
提示された金額の値引き幅が大きい時は、そもそもぼったくりの可能性が高いです。
こちらは、もともとの契約料金よりも上乗せして割引率を大きく見せる手口です。
このような手口に引っかからないためには、外壁塗装の相場を把握しておくこと、割引率よりももともとの値段を確認することを意識しましょう。
手抜き工事がありすぎる
値引き幅を大きくする手口とは反対に、工事費用が安すぎる場合も注意が必要です。
料金を安くして契約をさせ、手抜き工事を行う業者もいます。
相場を理解した上で、工事内容を細かくチェックしてみましょう。
どうしてそんなに安くできるのか、契約書は適当になっていないかなどを確認し、怪しい場合ははっきりと断りましょう。
有名企業の名前を使って営業をかけてくる
有名企業の名前を使って安心させ、営業をかけてくる業者にも注意しましょう。
「〇〇会社の代理店です」などと言って相手を信用させ、契約を結ぼうとする悪質な業者もいます。
大手企業の名前は信頼性が高い分、名前を聞いただけで安心感があるかと思います。
しかし、大手企業のロゴが入った名刺を持っていても実際に行っていないサービスや代理店の場合もありますので、すぐに信用してしまうのは危険です。
本当に紹介されたようなサービスを行っているのか、提示された代理店の名前は存在するのかをしっかりと確認することが大切です。
営業や営業電話がしつこい
直接営業をしに訪問したり、営業電話がしつこい業者も悪質な業者の可能性があります。
悪質な業者はあらゆる手口を使って契約を結ばせようとします。
断っても何度もしつこく営業するような迷惑行為をする業者は、断る意識を強く持ちましょう。
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悪徳業者と契約してしまったときの対処法・連絡先
悪質な業者と万が一契約を結んでしまった場合の対処法と、相談できる連絡先についてご紹介します。
クーリングオフを使用する
クーリングオフとは、商品やサービスを購入した際に一定の期間内(8日以内)であれば契約を解約できる制度です。
クーリングオフの制度は、消費者を保護するために導入された制度であり、購入後に商品やサービスに対する不満や契約後に考えが変わった際など、特に理由を挙げることなく解約できます。
また、悪質業者に契約を迫られ冷静な判断ができないまま商品を購入させられた場合も適用されます。
クーリングオフを適用することで支払いした料金が全額返金されるか、最低限の手数料のみを支払うことで解約することができます。
悪質業者の場合「クーリングオフは適用されない」などと言われる可能性もありますが、きちんと適用されますのですぐに相談するといいでしょう。
消費生活センターに電話する
消費者センターとは、消費者保護を目的として作られた機関で、市町村や都道府県などの地方公共団体が設置した機関です。
消費者に対する相談窓口として活用され、トラブルに対するアドバイスや解決するための支援を行なっています。
主な役割として、相談窓口・法的なアドバイス・トラブル解決支援を行なっており、正しい情報を提供する啓発的な活動も行っています。
外壁塗装の悪質業者に遭遇した場合、すぐに相談することで的確なアドバイスを受けることができます。
自治体(地方公共団体)の相談窓口に電話する
各地域に設置している自治体の相談窓口に電話することもできます。
地方公共団体に設置されている相談窓口は、生活に関するトラブルのアドバイスやサポートなどを行なっている機関です。
悪質業者の被害に遭った場合にも、詳細な情報を得ることができ今後の対応についても的確なアドバイスを受けることができるでしょう。
住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談する
住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、国土交通省が管理している公益財団法人です。
主に住宅リフォームに関するトラブルについての相談窓口として利用されており、悪質業者の被害にあった際にもすぐに対応してくれます。
リフォームに関するトラブルの他に、業者が出した見積書の内容や見方についての相談にものってくれるので、不安なことは相談してみるといいでしょう。
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まとめ
外壁塗装の悪質業者に関する情報についてご紹介しました。
外壁塗装は悪質な業者が多いと言われており、様々な被害が続出しています。
無料点検やしつこい勧誘・自作自演で傷やヒビを入れるなど、様々な手口を使って契約を迫られるので注意が必要です。
通常の外壁塗装業者は、いきなり訪問してすぐに契約を迫ったり、一括払いを提案するようなことはありませんので、契約の話が出たら一度自分自身で確認してみましょう。
万が一、悪質業者の被害に遭ってしまったらクーリングオフや消費者センターなど、対応してくれる制度や期間がありますので、慌てずすぐに対処しましょう。
また、消費者を守るための機関は存在しますが、一人一人が気をつけることで悪質業者が減る可能性もあります。
今後、悪質業者に騙されないようにこちらの内容をしっかりと把握し、安全な業者を選べる知識を身につけましょう。