2024年02月09日

エコキュートはどのメーカーがいい?6社の価格比較と補助金

目次
  1. エコキュートの人気メーカー6社を徹底比較!【比較表付き】
  2. 【エコキュートメーカー①】三菱電機
  3. 【エコキュートメーカー②】東芝
  4. 【エコキュートメーカー③】パナソニック
  5. 【エコキュートメーカー④】日立
  6. 【エコキュートメーカー⑤】コロナ
  7. 【エコキュートメーカー⑥】ダイキン
  8. エコキュートの選び方を解説
  9. タンクのタイプで選ぶ
  10. タンクの容量と形状で選ぶ
  11. 入浴剤が使えるかどうかで選ぶ
  12. 家族構成に応じて選ぶ
  13. 機能・性能で選ぶ
  14. エコキュートの寿命はどのくらい?
  15. エコキュートで使える補助金
  16. 給湯省エネ事業
  17. こどもエコすまい支援事業
  18. 東京ゼロエミポイント
  19. まとめ

「エコキュートのメーカーをいくつか比較しているものの、どれが自分に合うのかよくわからない…」

エコキュートを選ぶ際、どのメーカーにするかは、やはり最も悩ましいポイントです。

エコキュートの導入には30万円~60万円前後の費用がかかるため、購入後に「別のメーカーにしておけば良かった…」と後悔したくないですよね。

そこで、エコキュートの人気メーカー6社の特徴や価格などを徹底比較し、失敗しない選び方のポイントを初心者の方にもわかりやすく解説します。

エコキュートの購入時に利用できる国や自治体の補助金制度もあわせて紹介しているので、参考にしてみてください。

エコキュートの人気メーカー6社を徹底比較!【比較表付き】

エコキュートで人気のメーカーは、主に以下の6社です。

三菱電機東芝パナソニック日立コロナダイキン
価格・プレミアム:1,260,000円(税別)~・ハイグレード:890,000円(税別)~・ZEH住宅向け:1,080,000円(税別)~・ベーシック:750,000円(税別)~※価格参考「三菱電機公式サイト・プレミアム:1,141,800円(税込)~・ハイグレード:1,020,800円(税込)~・スタンダード:996,600円(税込)~・ベーシック:936,100円(税込)~※価格参考「東芝キヤリア公式サイト・プレミアム: 1,189,100(税込)~・ミドルクラス: 858,000円(税込)~・スタンダードクラス:オープン価格※価格参考「パナソニック公式サイト・【水道直圧給湯】フルオート:1,194,600(税込)~・フルオート:1,031,800(税込)~・給湯専用:947,100円(税込)~※価格参考「日立公式サイト・プレミアム:1,196,800 円(税込)~・ハイグレード:1,007,600 円(税込)~・スタンダード:775,500 円(税込)~※価格参考「コロナ公式サイト・フルオート:1,039,500 円(税込)~・オート:964,700円(税込)~・給湯専用:918,500円(税込)~※価格参考「ダイキン公式サイト
タンク容量・プレミアム:370L/460L/550L・ハイグレード:180L/370L/430L/460L/550L・ZEH住宅向け:300L/370L/460L・ベーシック:180L/300L/370L/430L/460L/550L・プレミアム:370L/460L・ハイグレード:370L/460L/560L・スタンダード:370L/460L・ベーシック:370L/460L・プレミアム:370L/460L・ミドルクラス:195L/300L/370L/460L/560L・スタンダードクラス:370L/460L・【水道直圧給湯】フルオート:370L/460L・フルオート:370L/460L・給湯専用:370L/460L・プレミアム:370L/460L・ハイグレード:370L/460L・スタンダード:300L/370L/460L・フルオート:370L/460L・オート:370L/460L・給湯専用:370L/460L
保証期間・本体2年・熱交換器3年・コンプレッサー3年・タンク5年・本体:5年・冷媒回路:5年・タンク:5年・消耗部品:2年・本体:1年・冷媒回路:3年・タンク:5年■ナイアガラタフネス・システムすべて:5年■ナイアガラタフネス以外・本体:1年・冷媒回路:3年・タンク:5年・本体:2年・コンプレッサー:3年・熱交換器は3年・タンク:5年・本体:1年・冷媒回路:3年・熱交換器は3年・タンク:5年
延長保証・5年・8年・10年・8年・10年・5年・8年・10年・7年・10年・5年・8年・10年・10年
除菌〇(キラリユキープPLUS)〇(銀イオンの湯)×〇(きらりUVクリーン)×〇(おゆびかUV)
入浴剤
自動洗浄〇(バブルお掃除・おそうじ湯はリンク)×〇(自動配管洗浄)〇(ステンレスクリーン自動洗浄システム)△(ふろ配管洗浄)〇(自動ふろ配管洗浄)
省エネ機能・かしこいわき上げモード・アシスト湯はり・ヒートポンプ保温・節電モード・ホットりたーん・節水湯はリ・昼の運転予約・ESTIA i・エコチャレンジ・省エネアシスト保温・早起き設定・キープ抑制システム・AIエコナビ・リズムeシャワープラス・ぬくもりチャージ・インテリジェント制御・節約サポート機能・節水モード・ソーラーモードプラス・省エネ保温・昼間シフト機能・エコふろ保温
スマホアプリ〇(MyMU)〇(うちコネ)〇(スマホでおふろ)〇(日立エコキュートアプリ)〇(コロナ快適ホームアプリ)〇(ダイキンスマートアプリ)

エコキュートは一見するとどれも似ていますが、搭載されている機能はメーカーごとに大きく異なります。

そのため、エコキュートを選ぶ際は、各メーカーにどのような機能や特長があるのかを事前によく確認しておくことが大切です。

まずは、人気メーカー6社のエコキュートについて、特徴や価格を詳しく見ていきましょう。

【エコキュートメーカー①】三菱電機

三菱電機のエコキュートには、主に4つのグレードが用意されています。

・プレミアム(Pシリーズ)

・ハイグレード(Sシリーズ)

・ZEH住宅向け(EXシリーズ)

・ベーシック(Aシリーズ)

三菱電機のエコキュートは、「フルオートW追いだき」「フルオート追いだき」「エコオート」「給油専用」など、さまざまな給油スタイルに対応しています。

さらに、給湯器は「一般地向け」「寒冷地向け」から選べるほか、限られたスペースにも設置しやすい「コンパクト」「ライト」「薄型」が用意されている点も特徴です。

タンク容量も180L~550Lまで幅広く選べるため、さまざまな家族構成に対応しやすくなっています。

特徴

三菱電機のエコキュートには、次のような便利な機能があります。

・キラリユキープPLUS(お風呂のお湯を除菌)

・バブルお掃除(マイクロバブルによるふろ配管の自動洗浄)

・ホットあわー(マイクロバブルで温浴効果がアップ&入浴剤との併用も可能)

・おそうじ湯はリンク(掃除から湯はりまで自動で行う)

・ホットりたーん(残り湯の熱を回収し翌日の給湯に再利用)

・ハイパワー給湯(水圧が下がりにくく、シャワーの給湯出湯量を安定させる)

・MyMU(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器は種類ごとに、以下の機能に対応しています。

機能PシリーズSシリーズEXシリーズAシリーズ
キラリユキープPLUS××
バブルお掃除×
ホットあわー×××
おそうじ湯はリンク×
ホットりたーん×××
ハイパワー給湯××
MyMU〇(コンパクト エコキュート、エコキュート ライトは除く)

三菱電機の給湯器は、お手入れを楽にする自動洗浄機能や、温浴効果を高める便利な機能を搭載している点が大きな魅力です。

ただし、すべての機能を備えたPシリーズは施工費用も高額になりやすいため、「機能が多くても使いきれない…」という方は、必要な機能を絞って給湯器を選ぶのがおすすめです。

価格・施工費用

三菱電機エコキュートのメーカー参考価格は、以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,260,000円(税別)~
ハイグレード890,000円(税別)~
ZEH住宅向け1,080,000円(税別)~
ベーシック750,000円(税別)~

また、一般的なリフォーム会社へ設置を依頼する場合、最上位グレードであるプレミアムの施工費用は工事費込みで35万円~50万円前後、シンプルな機能を備えたベーシックは20万円~40万円前後が目安です。

施工事例

引用:ズオーデンキ公式サイト

三菱のエコキュート(370L・追炊き機能付きフルオート)を41.9万円で取り替え工事したケース。

アフターサービス・保証期間

三菱電機のエコキュートには、以下のメーカー保証期間が付帯します。

・本体2年

・熱交換器3年

・コンプレッサー3年

・タンク5年

有料で保証期間を「5年」「8年」「10年」へ延長することも可能です。

また、アフターサービスでは、三菱電機システムサービス株式会社が「給湯器の点検・交換・修理」に対応しています。

【エコキュートメーカー②】東芝

東芝のエコキュートには、主に4つのグレードが設定されています。

・プレミアム

・ハイグレード

・スタンダード

・ベーシック

東芝のエコキュートは、タンク容量が「370L」または「460L」の2択となる製品が多く、「560L」を選べるのはハイグレードのみです。

また、プレミアムとスタンダードは「一般地向け」しか選べないため、「寒冷地向け」を選びたい場合は選択肢が限られる点に注意が必要です。

特徴

東芝のエコキュートには、主に次のような機能があります。

・銀イオンの湯(お風呂のお湯を除菌・消臭)

・節水湯はリ(お風呂のお湯を再利用)

・昼の運転予約(太陽光発電の余ったエネルギーを活用)

・ESTIA i(お湯の使用量やタンク残湯量などを見える化)

・エコチャレンジ(目標を設定し、ゲーム感覚で省エネに挑戦)

・省エネアシスト保温(無駄な放熱を抑える)

・早起き設定(太陽光発電のエネルギーを生活電力に活用)

・キープ抑制システム(タンク内の熱ロスを防ぐ)

・うちコネ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類ごとに、以下の機能に対応しています。

機能プレミアムハイグレードスタンダードベーシック
銀イオンの湯××
節水湯はリ××
昼の運転予約
ESTIA i
エコチャレンジ
省エネアシスト保温
早起き設定
キープ抑制システム
うちコネ

東芝のエコキュートは、「節水湯はリ」や「エコチャレンジ」など、省エネ機能が充実していることが特徴です。

とくにプレミアムとハイグレードに搭載される「銀イオンの湯」は、お湯の除菌に加えて消臭効果も期待できます。

また、保証期間が「5年」と他社より長い点も、東芝ならではの魅力です。

ただし、東芝のエコキュートは、2026年3月31日で販売終了することがすでに決まっています。

公式サイトでは、補修用性能部品を製造終了後も10年間保有し、保守・修理サービスを継続することが公表されています。そのため、今後導入する場合は慎重な判断が必要です。

価格・施工費用

東芝エコキュートのメーカー参考価格は、以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,141,800円(税込)~
ハイグレード1,020,800円(税込)~
スタンダード996,600円(税込)~
ベーシック936,100円(税込)~

また、一般的なリフォーム会社へ依頼する場合、プレミアムの施工費用は工事費込みで50万円前後、ベーシックは30万円~45万円前後が目安です。

施工事例

引用:オリバーリフォーム公式サイト

東芝のエコキュート(フルオート・370L)を54.5万円で給湯器交換工事したケース。

アフターサービス・保証期間

東芝のエコキュートには、以下のメーカー保証期間が付帯します。

・本体:5年

・冷媒回路:5年

・タンク:5年

・消耗部品:2年

有料で保証期間を「8年」または「10年」にすることも可能です。

アフターサービスでは、東芝電気給湯器ご相談センターが365日9時~20時まで「給湯器の相談・修理・メンテナンスの受付」に対応しています。

【エコキュートメーカー③】パナソニック

パナソニックのエコキュートには、主に3つのグレードが用意されています。

・プレミアム(JP・FP)

・ミドルクラス(J・N・W・C・B・V・DF・F)

・スタンダードクラス(S・NS・H・LS・L)

パナソニックのエコキュートには、「一般地向け」と「寒冷地向け」もあります。

プレミアムとスタンダードクラスではタンク容量を「370L」または「460L」からしか選べませんが、ミドルクラスは195L~560Lまで自由に選べます。

狭い場所にも設置しやすい「薄型」も用意されています。

特徴

パナソニックのエコキュートには、主に次のような機能があります。

・AIエコナビ(ヒトセンサーでお湯を自動保温)

・リズムeシャワープラス(シャワーの温度と流量を変化させて節水)

・ぬくもりチャージ(おふろの残り湯の熱を再利用)

・温浴セレクト(好みの湯温を設定)

・ウルトラ高圧(高耐圧貯湯タンクでシャワーの圧力をアップ)

・うっかりアシスト(浴そう栓の締め忘れによるお湯のムダを防ぐ)

・ダブル湯温コントロール(2カ所で異なる温度のお湯が使える)

・自動配管洗浄(お湯を抜くたびに配管を自動洗浄)

・スマホでおふろ(スマホアプリによる遠隔操作が可能)

給湯器の種類ごとに、対応する機能が異なります。

機能フルオート機種セミオート機種給湯専用
AIエコナビ××
リズムeシャワープラス〇(JP、J、W、FP、F)××
ぬくもりチャージ〇(JP、J、FP、F)××
温浴セレクト〇(JP、J、FP、F)××
ウルトラ高圧〇(JP、J、N、S、NS、FP、F)××
うっかりアシスト〇(JP、J、N、C(L)、S、NS、FP、F、LS、L)××
ダブル湯温コントロール×
自動配管洗浄××
スマホでおふろ2020年10月以降発売のJP、J、N、C、W、S、NS、H、FP、F、LS、Lに対応

パナソニックのエコキュートには、「AIエコナビ」や「温浴セレクト」といったお風呂の快適性を高める機能に加え、「リズムeシャワープラス」や「ぬくもりチャージ」など、省エネ効果が期待できる機能も揃っています。

フルオート機種では、お湯を抜くたびに「自動配管洗浄」を行うため、掃除の手間を減らせる点もメリットです。

価格・施工費用

パナソニックエコキュートのメーカー参考価格は、以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,189,100(税込)~
ミドルクラス858,000円(税込)~
スタンダードクラスオープン価格

一般的なリフォーム会社へ設置を依頼する場合、プレミアムの施工費用は工事費込みで55万円前後、ミドルやスタンダードクラスは20万円~40万円前後が目安です。

施工事例

引用:パナソニック公式サイト

石油給湯機から、通路を確保しやすいコンパクト設計のエコキュートへ交換したケース。

アフターサービス・保証期間

パナソニックのエコキュートには、以下のメーカー保証が付帯します。

・本体:1年

・冷媒回路:3年

・タンク:5年

有料で保証期間を「5年」「8年」「10年」へ延長することもできます。

アフターサービスでは、パナソニック テクノサービス株式会社が「給湯器の出張修理サービス」に対応しています。

有料保証には「あんしん修理サポート」が付き、「修理回数が無制限」「修理代金が一切不要」「24時間365日の電話サポート」を利用できるため安心です。

【エコキュートメーカー④】日立

日立のエコキュートには、主に3つの種類が用意されています。

・【水道直圧給湯】フルオート

・フルオート

・給湯専用

日立のエコキュートは全種類で、タンク容量が「370L」と「460L」の2種類となっており、耐震性に優れた「ウレタンク」を採用しているのが特徴です。

【水道直圧給湯】フルオートには、一般向けの「ナイアガラ出湯」と、高硬度水道水&井戸水にも対応する「ナイアガラタフネス」の2機種があります。

特徴

日立のエコキュートには、主に次のような機能があります。

・きらりUVクリーン(お風呂のお湯を深紫外線でキレイにする)

・ステンレス・クリーン自動洗浄システム(栓を引くだけでふろ配管を自動洗浄)

・シルキー快泡浴(ファインバブルで肌に優しく温める)

・高速湯はり(標準時より短時間で湯はりできる)

・インテリジェント制御(センサーや学習機能で沸き上げ量を調整)

・節約サポート機能(使用湯量を見える化し、使い過ぎを通知)

・日立エコキュートアプリ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類ごとに、対応する機能が異なります。

機能【水道直圧給湯】フルオートフルオート給湯専用
きらりUVクリーン△(一部の機種のみ対応)×
ステンレス・クリーン自動洗浄システム〇(薄型のみ非対応)×
シルキー快泡浴△(一部の機種のみ対応)×
高速湯はり〇(薄型のみ非対応)×
インテリジェント制御〇(薄型のみ非対応)△(一部機能が利用できない)
節約サポート機能〇(薄型のみ非対応)
日立エコキュートアプリ〇(薄型には非対応)△(一部機能が利用できない)

日立のエコキュートは、「ステンレス・クリーン自動洗浄システム」によりお風呂の栓を抜くだけでふろ配管を簡単に自動洗浄でき、「きらりUVクリーン」ではお風呂のお湯を深紫外線で清潔に循環させられます。

短時間で湯はりできる便利な「高速湯はり」や、お風呂の水の使い過ぎを知らせる「節約サポート機能」などを搭載している点も特徴です。

価格・施工費用

日立エコキュートのメーカー参考価格は、以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
【水道直圧給湯】フルオート1,194,600(税込)~
フルオート1,031,800(税込)~
給湯専用947,100円(税込)~

一般的なリフォーム会社に設置を依頼した場合、施工費用は工事費込みで25万円~50万円前後が目安です。ただし、「高硬度水道水・井戸水」対応のナイアガラタフネスでは50万円~70万円前後となります。

施工事例

引用:TOOL BOX公式サイト

既存のエコキュートを撤去し、日立のエコキュート「BHP-TADV46U」に交換したケース。

アフターサービス・保証期間

日立エコキュートのメーカー保証期間は、「ナイアガラタフネス(【水道直圧給湯】フルオート・高硬度水道水&井戸水対応)」と「ナイアガラタフネス以外」で異なります。

■ナイアガラタフネス

・システムすべて:5年

■ナイアガラタフネス以外

・本体:1年

・冷媒回路:3年

・タンク:5年

日立エコキュートは有料で、保証期間を「7年」または「10年」にすることもできます。

アフターサービスとして、日立家電エコーセンターは月~土が9:00~18:00、日・祝日・年始年末が9時~17時まで「給湯器の相談・修理の受付」に対応しています。

【エコキュートメーカー⑤】コロナ

コロナのエコキュートには、主に3つのグレードが用意されています。

・プレミアム

・ハイグレード

・スタンダード

コロナは、2001年に世界で初めて自然冷媒CO2家庭用ヒートポンブ給湯機を販売し、数々の賞を受賞してきた実績があります。

「薄型タイプ」や「省スペース・スリムタイプ」も用意され、限られたスペースでも設置しやすい点が魅力です。

特徴

コロナのエコキュートには、主に次のような機能があります。

・高圧力パワフル給湯(高圧力のシャワー)

・節水モード(給湯量とお風呂の湯量を節水できる)

・ソーラーモードプラス(太陽光発電の余剰エネルギーを活用してお風呂を沸かす)

・省エネ保温(お風呂に入っていない間の保温を停止)

・入浴サポート機能(浴室の音声をモニターで確認&センサーにより入室・退室を通知)

・コロナ快適ホームアプリ(スマホアプリから遠隔操作が可能)

給湯器の種類に応じて、以下の機能に対応しています。

機能プレミアムハイグレードスタンダード
高圧力パワフル給湯×
節水モード△(給湯量節水は非対応)△(給湯量節水は非対応)
ソーラーモードプラス
省エネ保温×
入浴サポート機能×
コロナ快適ホームアプリ×

コロナのエコキュートには、育児に役立つ特長として「入浴サポート機能」があります。

入浴サポート機能を使うと、浴室の音をモニターで確認でき、自分から声を掛けることもできるため、子供一人での入浴も安心です。

さらに、人感&水位センサーが浴室への入室・退室を知らせてくれるため、家族の様子を把握しやすくなります。

価格・施工費

コロナのエコキュートにおけるメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
プレミアム1,196,800 円(税込)~
ハイグレード1,007,600 円(税込)~
スタンダード775,500 円(税込)~

一般的なリフォーム会社へ設置を依頼する場合、工事費を含む施工費用は20万円~40万円前後が目安です。

施工例

引用:太陽電化JP公式サイト

コロナのエコキュート「CHP-371D1A8」を設置した事例です。

アフターサービス・保証

コロナのエコキュートには、以下のメーカー保証が付帯します。

・本体:2年

・コンプレッサー:3年

・熱交換器:3年

・タンク:5年

コロナでは、有料で保証期間を「5年」「8年」「10年」へ延長することも可能です。

アフターサービスでは、コロナ サービスセンターが24時間365日「給湯器の相談・修理・メンテナンス・保守点検などの受付」に対応しています。

【エコキュートメーカー⑥】ダイキン

ダイキンのエコキュートは、主に3つの種類に分かれます。

・フルオート

・オート

・給湯専用

ダイキンのエコキュートは、空調メーカーとして培ったヒートポンプ技術を活用した給湯器です。

タンク缶体には耐久性に優れたステンレスが採用されており、衛生的な点も魅力です。

ダイキンのエコキュートは、震度7相当にも対応できる高い耐震構造を備え、災害時には非常用水として使うこともできます。

特徴

ダイキンのエコキュートには、主に以下の機能があります。

・おゆぴかUV(深紫外線でお湯を除菌)

・ウルトラファインバブル入浴(微細な泡による温浴・美肌・洗浄の3つの効果)

・昼間シフト天気予報連動(太陽光発電を活用し、沸き上げ時間をシフトする)

・気象警報緊急沸き上げ(警報・注意報に応じて自動で沸き上げ)

・パワフル高圧(2カ所で同時に使っても安定した給湯が可能)

・ふろ自動(ボタン一つでお湯はり・保温・たし湯を自動で行う)

・エコふろ保温(無駄な電力を抑える)

・自動ふろ配管洗浄(ふろ配管を自動で洗浄できる)

・ダイキンスマートアプリ(スマホアプリで遠隔操作が可能)

給湯器の種類により、以下の機能に対応しています。

機能フルオートオート給湯専用
おゆぴかUV△(一部の機種のみ)××
ウルトラファインバブル入浴××
昼間シフト天気予報連動
気象警報緊急沸き上げ
パワフル高圧〇(一部機種は非対応)〇(一部機種は非対応)
ふろ自動△(お湯はりのみ)×
エコふろ保温××
自動ふろ配管洗浄××
ダイキンスマートアプリ△(2023年全モデル)

ダイキンのエコキュートは、「気象警報緊急沸き上げ」や「自動ふろ配管洗浄」といった便利な機能に加え、「エコふろ保温」のような省エネ機能も備えた使い勝手のよい給湯器です。

スマートアプリは2023年モデルの全機種に対応しており、スマートホンを使えば外出先から簡単にお風呂を沸かすこともできます。

価格・施工費

ダイキンエコキュートのメーカー参考価格は以下の通りです。

給湯機のタイプメーカー参考価格
フルオート1,039,500 円(税込)~
オート964,700円(税込)~
給湯専用918,500円(税込)~

一般的なリフォーム会社に設置を依頼する場合、工事費込みの施工費用は25万円~45万円前後が目安です。

施工例

引用:株式会社カンテック公式サイト

ダイキンのエコキュート「EQ46LFV」から、フルオートの「EQ37VFV」へ交換した事例です。

アフターサービス・保証

ダイキンのエコキュートには、以下のメーカー保証が付帯します。

・本体:1年

・冷媒回路:3年

・熱交換器:3年

・タンク:5年

ダイキンでは、有料で保証期間を「10年」に延長することもできます。

有料で保証期間を延長すれば、保証回数・保証上限数ともに無制限で修理を受けられます。

アフターサービスとして、ダイキンコンタクトセンターは24時間365日「給湯器の相談・修理の受付」に対応しているため安心です。

エコキュートの選び方を解説

続いて、エコキュートの選び方のコツを解説します。

どのような点を重視してエコキュートを選べば、失敗しにくいのでしょうか?

エコキュート選びで重要な5つのポイントを紹介します。

タンクのタイプで選ぶ

エコキュート選びで重要な1つ目のポイントは、タンクのタイプです。

エコキュートには、設置地域に合わせて以下のような複数のタイプが用意されています。

・一般地向け(-10℃まで)

・寒冷地向け(-20℃まで)

・塩害地向け

・高硬度水道水・井戸水対応

寒冷地向けのエコキュートは、凍結を防ぐため、貯湯ユニット(タンク)にヒーターが内蔵されているのが特長です。

「寒冷地向け」「塩害地向け」「高硬度水道水や井戸水対応」は、一般地向けより費用が高めに設定されています。

高硬度水道水や井戸水を利用する場合は、対応メーカーが少なく選択肢もあまり多くありません。そのため、高硬度水道水や井戸水対応の専用機種「ナイアガラタフネス」にのみ手厚い5年保証が付く「日立」がおすすめです。

タンクの容量と形状で選ぶ

エコキュート選びで重要な2つ目のポイントは、タンク容量と形状です。

タンク容量は主に「180L」「300L」「370L」「460L」「550L」があり、以下のように使用人数によって異なります。

使用人数タンク容量
1人~2人180L
2人~3人300L
3人~4人370L
4人~5人460L
6人以上550L

一般的にエコキュートのタンク容量は370Lと460Lが中心ですが、2人家族や6人以上の大家族には適していません。

そのため、2人家族なら180Lや300L、6人以上の大家族なら550Lのタンクを選べるメーカーを選ぶ必要があります。

ただし、少人数用の180Lと300L、大人数用の550Lに対応するエコキュートは機種が少ないため、2人家族や6人以上の家族構成なら、ニーズに合わせてさまざまなタンク容量を選べる「三菱電機」または「パナソニック」がおすすめです。

タンク形状には、標準的な「角型」のほか、限られたスペースにも設置しやすい「薄型」や「コンパクト型(省スペース型)」があります。設置場所に合う形状を選びましょう。

入浴剤が使えるかどうかで選ぶ

エコキュート選びで重要な3つ目のポイントは、入浴剤の使用です。

一般的にエコキュートでは入浴剤を使用できますが、使える入浴剤の種類はメーカーごとに異なります。

一般的に、エコキュートで使用が禁止されている入浴剤は以下のようなタイプです。

 ・発泡系

 ・生薬(葉や茎などの固形物) 

 ・ミルク成分を配合したもの

 ・硫黄、酸、アルカリ、塩分が含まれるもの

使用禁止の入浴剤を使うと故障の原因になるため、入浴剤を使用する際は、各メーカーが指定するものを利用しましょう。

家族構成に応じて選ぶ

エコキュートを選ぶ際に重要な4つ目のポイントは、家族構成です。

エコキュートには多様な機能がありますが、家族構成によって給湯器に必要となる機能は異なります。

たとえば、一人暮らしや二人暮らしで共働きの場合は、家事の負担を少しでも減らせる「自動洗浄機能」が役立ちます。大家族で光熱費を節約したい場合には、「省エネ機能」などが役に立つでしょう。

また、高齢者や子供が一人で入浴することに不安がある場合は、浴室と音声をつなげられ、入室&退室を通知する機能を備えた「コロナ」のエコキュートもおすすめです。

機能・性能で選ぶ

エコキュート選びで重要な5つ目のポイントは、各機種に搭載されている機能や性能です。

エコキュートの機能や性能は、メーカーや機種ごとに強みが異なります。

一般的に、「除菌」や「自動洗浄」といった便利な機能が増えるほど、エコキュートの価格も高くなります。少しでも無駄な費用を抑えたいなら、自分に本当に必要な機能に絞ってエコキュートを選びましょう。

保証期間を重視する人におすすめ東芝
自動洗浄を重視する人におすすめ三菱電機・日立
美肌・温浴効果を重視する人におすすめ三菱電機・日立・ダイキン
除菌を重視する人におすすめ三菱電機・東芝・日立・ダイキン
省エネ効果を重視する人におすすめ東芝・パナソニック・ダイキン・コロナ
高圧給湯を重視する人におすすめコロナ・日立・パナソニック
薄型や省エネ型を重視する人におすすめ三菱電機・コロナ・パナソニック

エコキュートの寿命はどのくらい?

エコキュートの寿命は、一般的に10年〜15年とされています。

10年を超えると、修理用部品が欠品となり、「修理」ではなく「買い替え」になる可能性が高まります。

ただし、エコキュートは「凍結」や「水漏れ」などにより、寿命を迎える前に故障するケースも少なくありません。

一般的にメーカー保証は1年~5年程度にとどまるため、長期的な修理費用の節約を考えるなら、有料でも最大10年の延長保証を付けると安心です。

エコキュートで使える補助金

エコキュートで利用できる国や自治体の補助金には、次のようなものがあります。

・給湯省エネ事業

・こどもエコすまい支援事業

・東京ゼロエミポイント

補助金を上手に活用すれば給湯器をお得に導入できるため、あらかじめ確認しておきましょう。

給湯省エネ事業

給湯省エネ事業は、省エネ性能に優れた高効率給湯器を導入する際に支援を受けられる、経済産業省が実施する補助金制度です。

補助対象以下の[1]、[2]を満たす方[1] 給湯省エネ事業者と契約を締結し、以下①~④のいずれかの方法により対象設備である高効率給湯器(対象機器)を導入する方①新築注文住宅に対象機器を購入して設置する方法【工事請負契約】②対象機器が設置された新築分譲住宅(戸建または共同住宅等)を購入する方法【不動産売買契約】③リフォーム時に対象機器を購入して設置する方法【工事請負契約】④既存の給湯器から対象機器への交換設置を条件とする既存住宅(戸建または共同住宅等)を購入する方法【不動産売買契約】[2] 対象機器を設置する住宅の所有者等である方
利用条件「新築注文住宅」「新築分譲住宅」「既存住宅(リフォーム)」に高効率給湯器を設置※「新築住宅」は1年以内に建築、かつ居住実績がない住宅のこと。「既存住宅」は建築から1年が経過、または過去に人が居住した住宅のこと。
補助率・補助額・家庭用燃料電池(エネファーム):1台あたり15万円・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機):1台あたり5万円・ヒートポンプ給湯機(エコキュート):1台あたり5万円【補助上限】・戸建住宅:いずれか2台まで・共同住宅等:いずれか1台まで
交付申請期間2023年3月31日~予算上限に達するまで(遅くとも2023年12月31日まで)

こどもエコすまい支援事業

こどもエコすまい支援事業は、「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」を対象とする補助金制度です。

こどもエコすまい支援事業を利用してエコキュートのリフォーム工事を行う場合、1戸あたり27,000円の補助金を受け取れます。

補助対象・子育て世帯:申請時点において、2004年4月2日以降に出生した子を有する世帯※令和5年3月31日までに工事着手する場合は2003年4月2日以降。・若者主婦世帯:申請時点において夫婦であり、いずれかが1982年4月2日以降に生まれた世帯※令和5年3月31日までに工事着手する場合は1981年4月2日以降。
利用条件以下の[1]、[2]を満たす方[1]こどもエコすまい支援事業者と工事請負契約等を締結してリフォーム工事をする[2]リフォームする住宅の所有者等であること
補助率・補助額・高効率給湯器:1戸あたり27,000円・高断熱浴槽:1戸あたり27,000円・蓄電池:1戸あたり64,000円・節湯水栓:1台あたり5,000円
交付申請期間2023年3月31日~予算上限に達するまで(遅くとも2023年12月31日まで)

東京ゼロエミポイント

東京ゼロエミポイントは、設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具を省エネ性能の高い対象家電へ買い換えると、東京ゼロエミポイントが付与され、ポイント数に応じて商品券とLED割引券が交付される東京都の制度です。

補助対象条件1:購入者・住所都内に住所を所有する個人で、その住所を公的な書類(免許証等)で証明できる方条件2:買い換え住宅に設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器、照明器具を、省エネルギー性能の高い新品の対象家電等に買い換えた方条件3:設置場所購入した対象家電等を都内の住宅に設置する方
利用条件以下の省エネルギー性能基準に該当する。【給湯器の場合】■エコキュートJIS C9220に基づく年間給湯保温効率又は年間給湯効率が3.0以上(寒冷地仕様は2.7以上)であること。■エコジョーズ・給湯暖房器にあっては、給湯部熱効率が94%以上であること。・給湯単能器、ふろ給湯器にあっては、モード熱効率が83.7%以上であること。■エコフィール・油だき温水ボイラーにあっては、連続給湯効率が94%以上であること。・石油給湯機の直圧式にあって、モード熱効率が81.3%以上であること。・石油給湯機の貯湯式にあっては、74.6%以上であること。■ハイブリッド給湯器熱源設備は電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併用するシステムで 貯湯タンクを持ち、年間給湯効率(JGKAS A705)が102%以上であること。
補助率・補助額付与される東京ゼロエミポイント【給湯器の場合】・2023年3月31日以前購入分:10,000P(LED割引券1,000円分+商品券9,000円分)・2023年4月1日以降購入分:12,000P(LED割引券1,000円分+商品券11,000円分)
交付申請期間令和6年3月31日(日曜日)※予算が無くなり次第終了

まとめ

エコキュートを選ぶときは、まず家族構成や設置場所を踏まえ、必要なタンク容量や形状を決めましょう。

どれほど使いたい機能があっても、タンク容量や形状が合わず、実際にエコキュートを設置できなければ意味がありません。

また、エコキュートは便利な機能が多くても、結局使いこなせなければお金の無駄になってしまいます。

そのため、各メーカーのエコキュートの特徴を十分に比較し、自分に本当に必要な機能かどうかを見極めることも大切です。

エコキュートの導入費用を少しでも抑えたい場合は、国や自治体が実施する補助金制度を上手に活用してみてください。